2015年5月10日(日)に第32回みんくるカフェ「ゲームを通して生活習慣を見直すをきっかけを作ろう!」を開催しました。
今回のカフェは、NPO法人市民科学研究室(以下、市民研)とのコラボ企画です。市民研が開発した生活習慣病対策ゲーム「ネゴバト(ネゴシエート・バトル)」を体験して、そこでの気づきや発見をワールドカフェ形式で共有しました。参加者は15名で、最年少は中学生と幅広い年代の方が集まりました!
「ネゴバト」は、健康的な生活したくても誘惑に負けてしまう自分自身の習慣の真相が見えてくる対面型交渉ゲームです。
誘惑者側と人間役に分かれてゲームを行います。初対面の人同士のゲームでしたが、生活習慣という誰にでも身近なテーマだったためか、どのチームも大変盛り上がりました。
休憩をはさんで、ワールドカフェ形式で対話を行いました。まず、自分が誘惑に乗りやすかったカードの色のテーブルに分かれて、その色がどんなカテゴリーなのか、何を表しているのかを考えました。次にその色ごとに、なぜ誘惑されやすかったのかということと、誘惑されないための対策について対話しました。
分かってはいるけど、やめられない・・・といった自分の生活習慣のくせの背景にあるものに近づくことができた時間でした。
対話を通して、普段気づくことができない自分に気づくことができ、お互いにアイディアを出し合うことで、ちょっとやってみようかなという気持ちになることができました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
最後にアンケートから参加者の感想をいくつかご紹介します。
「自分のライフスタイルについて(医師や栄養士などから指導を受けるのではなく)対等な関係で話合うことは初対面同士でも可能だということに気づきました」
「いろんな誘惑のカテゴリがあって、それぞれ傾向が違う面白さにきづきました。共感が大切だということがより実感でき、今後も生かしていきたいと思います」
「特に医師を代表とする医療者と市民の間に存在する社会的心理的勾配は、場の設定の仕方で効果的に変化させることが可能であることを学びました」
「生活習慣病というのは「習慣」や「性格」に左右されるものであり、一律な方法で「予防しましょう」とは言えないものであることを実感しました」
「やめたいけれどもやめられないは根深いことを再認識しました。生活習慣病だけではなく習慣を変えるためにできるお手伝いについては今後も考え続けたいと思います」