2013年6月25日に、第25回みんくるカフェ「大人の発達障がい〜”診断”ってなんだろう?」を開催しました!会場はテーマにふさわしく「大人の発達障がい当事者による、大人の発達障がい当事者のための」就労支援施設、オルタナティブスペースNecco内の「Necco cafe」にて開催しました。
まずは、当事者の方によるスピーチを聴かせていただきました。ADHD(注意欠陥・多動性障害)の方、特定不能の広範性発達障害の方、アスペルガー障害の方などが、幼少期からの辛い体験、診断されるまでに苦労されたこと、職場の周りの人たちからの差別など、さまざまなエピソードや、当事者としてのお気持ちを聴かせてくれました。
後半は、当事者も参加者もスタッフも混じって、いくつかのテーマで対話を行いました。そこで様々な意見が出たのでご紹介します。
「障がいの線引きって何!?」
・社会的には周りの人が困るかどうか、また当事者自身が苦しいかどうかが大事
・社会がもっと柔軟に受け入れてくれると良い
・障がいの線引きは個人差があって当たり前
・日本は「同一性」を強いる社会(個別性を重視してほしい)
・実際に線引きで障害者手帳がもらえるか、障害年金がもらえるか、など支援を受けられるかどうかが変わってくる
「生きづらさを感じている人をどのようにつなげる?」
・発達障がいを診断できる専門家が不足している
・診断も万能ではないため、診断してもらうかどうか迷ってしまう
・診断に振り回されないように「何に困っているか」に焦点を当てるべき
・地域で障がい者の「たまり場」が必要(まさにNeccoのような場所)
「当事者のQOLを上げるためにはどうすればいい?」
・診断を受ける前と受けた後の周りの人によるケアが大事
・当事者による活動に理解を求めるためにはどうすれば?…第三者のサポートも大切
・当事者活動によって、自分1人ではない(あなたはあなた)という視点で認め合うことができる
・共感しあうことによって、自己肯定感も上がる
「個別の支援をどのように進めていくか?」
・障がいや福祉の窓口がいろいろあるため混乱しやすい
・Neccoは全員当事者で運営しており、このようなオープンスペースが大事
・発達障がいの人は夜型人間が多いので行政では対応しにくい
・障がい者に対する教育は多様な選択肢があってほしい
私にとっては、発達障がいの方の生の声をじっくりと聞いたのは初めての経験であり、医療従事者であってもいかに無知であったかを思い知らされた会でした。