2015年10月24日(土) に第33回みんくるカフェ「「食」と「命」〜You are What You Eat〜」を開催しました。
今回のみんくるカフェは、NPO法人国境なき料理団(以下、国境なき料理団)とのコラボ企画です。さまざまな活動を通して「食」と「命」に真摯に向き合ってきた国境なき料理団団長の本道佳子さんをゲストに迎え「食べること」とは何かを話し合いました。参加者は24名。大学生、主婦、医療福祉介護関係者、管理栄養士など多様な年代・職種の方が集まりました。
始めに本道さんが作る色鮮やかなスペシャルランチを時間をかけてゆっくりといただきました。素材の持つ「味」や「色」の魅力を引き出す本道さんの料理は、見て楽しく、いただいて美味しく、気がつくとやさしい気持ちになっているのです。初対面のはずなのに、どのテーブルでも自然と笑顔が溢れました。
食事のあとは、みんくるカフェ主催のそんそんと本道さんの対談です。国境なき料理団の日頃の活動や、そこに込める想いに迫りました。食事を通して「命」の現場にも立ち会ってきた本道さんの話に参加者はメモを片手に聞き入っていました。
後半はワールドカフェ形式の対話で「食べること」「生きること」について参加者全員で考えました。その一部を紹介します。
◆あなたにとって「愛あるご飯」とは?
・自分の身体としっかり向き合うご飯
・ママが子供に、彼女が彼氏に、大切な誰かのことを想って作るご飯
・人生最後の時に食べたい妻の手料理
◆食事をする上で心掛けていること・大切にしている事とは?
・食べることそのものを楽しむ(”ながら”で食べない!)
・食材の背景にある作る人の想いやこだわり(食事は残さない!)
・「身体が食べたい食事」と「心が食べたい食事」のバランス
◆10・20年先の自分を作る食事とは?
・バランスのよい食事(腸内環境は自分環境!)
・美味しいに加えて「安心・安全」な食事
・日本文化の中で受け継がれてきた伝統的な食事
以下、アンケートから参加者の感想をいくつかご紹介します。
「料理に「愛」が大事ということを改めて感じました」
「毎日の家族や友人との食事の時間をもっと楽しめるようになりそうです」
「いろいろな世代・職業の方が「食」を気にしていることが解りました」
「食べることがどういう風に社会とつながっていて、人に「食」を提供することが相手にどう影響するのかを考えるいい機会になりました」
「食についてはもちろん対話型の集いの進行についても大変勉強になりました。自身の活動にも取り入れてみたいと思います。」