みなさん、こんにちは!
みんくるプロデュースでは、今年の8月に、NPO市民科学研究室(以下、市民研)と協力して、主に医療系の学生や専門職の人々とともに、谷根千(やねせん)= 谷中・根津・千駄木のまち歩きを通して、地域の暮らしと健康を学ぶ2日間のイベントを開催しました。参加したのは、医学生、看護学生、薬学生、心理学の大学院生、また医師、管理栄養士などの専門職を含め13名の方々でした。みんくるプロデュースのスタッフは8名参加し、その上、市民研の上田さん、谷根千ナビゲーターの眞鍋じゅんこさん、山崎範子さん、権上かおるさんにもご協力いただきました。
今回のイベントの目的は、まち歩きというフィールドワークを通して、医療目線だけで地域を見るのではなく、地域の「暮らし」を知る中から地域の魅力と課題を発見することとしました。「医療モデル」から「生活モデル」への変換が重要と言われている昨今の医療・介護分野において、専門家にも地域の生活者からの視点を養ってもらうことが狙いです。
1日目の案内役は、フリーライターの眞鍋じゅんこさんです。眞鍋さんは雑誌「散歩の達人」に創刊から関わる一人で、全国さまざまな地域や人々を訪れ、ルポを書かれたりしています。
主に千駄木と根津を歩きました。まずは、千駄木にある市民研事務所の横、須藤公園から出発し、団子坂を登って、大観音様で有名な光源寺を訪問し、島田富士子さんにお話を伺いました。島田さんの話で最も印象的だったのは「縁日や防災を通して地域力を育てる」という話です。数年前から島田さんらが中心となり「ほおずき千成り市」という地元住民による縁日を始めましたが、この縁日のすごいところは、プロ(テキ屋)や行政の手を一切借りずに運営しているところです。それにより「地域力」が養われ、それは防災活動や震災支援活動にもつながっているのです。(『市民研通信』第32号2015年9月所収)
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谷根千まち歩き報告02
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